人と物の移動、すなわち、モビリティを穏やかで調和的なものに変えていく先導的な役割を果たすことを目指して、私たちは新会社 Soft Mobility Initiative (ソフトモビリティ イニシアティブ)を設立します。

 産業革命で生まれた機械の力を交通に応用することで、人間はそれまでにない速度を手に入れました。とりわけ、自動車は、あらゆる地点間を自由に高速で移動できる道具として、経済・社会活動の基盤となり、また、個人の欲求を満足させる移動体として、20世紀初頭から爆発的な増加をとげました。

 しかし、自動車は、その利便性・快適性の反面、道路整備によってそれまでの社会・自然環境を改変し、道路は、自動車が互いに速度を競う空間となり、歩行や自転車の移動が困難で、沿道生活者の交流機能が失われ、多くの死傷者がでました。

 様々なコンフリクトを生むモビリティを私たちは「ハードモビリティ」と呼びます。これに対して、私たちが追求する「ソフトモビリティ」は、社会・自然環境と調和し、多様な移動体が調和し、道路が交流機能を回復し、被害者が生まれないモビリティです。

 ハードモビリティの弊害はこれまでに様々に議論され、自動車技術、都市計画、法制などの面から、様々な公共政策・官民事業・市民活動・研究が行われてきました。私たちは、新会社で、実現可能な事業からスタートし、「ソフトモビリティ」を目指します。 私たちの活動が多くの共感者を生み、多くの方々のご指導・ご協力が得られることを期待します。

 

メンバー一同